アルミ専用ガス溶接棒ALウェルド君
YK-388 は従来困難と思われていたアルミニウムの肉盛、接合用に開発された第2世代のガス溶接棒です。フラックスを使用しないため溶接部の腐食は全くありません。
388 度で溶融するためアルミ缶のような薄い板の穴補修からクラックの肉盛まで使用することができます。 あらゆるアルミ製品に利用できます 。熱入力が従来の溶接方法より格段に低く、完成品の不具合を修正しても歪が出ません。 フラックスを使用しない ため、素材を洗浄する必要がありません。したがって溶接後の腐食の心配は皆無です。抗張力も高く、肉盛後の機械加工も容易に行うことができます。
・ALウェルド君1Kg(約46本)は こちら
・ALウェルド君500g(約23本)は こちら
・ALウェルド君5本パッケージは こちら
修復可能なアルミ母材
* アルミ合金(#1000〜#7000系=全てのアルミ製品)
* ダイキャスト製品(ADC)
* 亜鉛製品、ピューターなど
* アルマイトを除去すれば補修可能ですが、再度アルマイト処理をおこなうことは出来ません
誰でも簡単にアルミ溶接ができ、アーク溶接機もアルゴンガスも使用しません。しかも肉盛部は元の母材より高い強度になります。
溶接方法
1.溶接表面をヤスリ、グラインダーまたはステンレス製ワイヤーブラシで表面の油脂や汚れ・酸化膜やアルマイトを除去 します。(※鉄製ワイヤーブラシは使用しないでください。)
2.母材を388℃以上に加熱します。(※YK-388を直火に当て無い様にします。)
3.
ネジや薄板アルミは適温まで加熱した後、YK-388で表面を引っかきながらメッキする要領で薄く材料を延ばします。酸 化膜やアルマイトを取るためにステンレス製ワイヤーブラシを使ってください。(※鉄製ワイヤーブラシは使用しないでく ださい。アルミが腐食します。)
4.作業終了後、自然空冷してください。厚さ6mm程度までの材料はプロパンでも加熱できますが、それ以上の厚みの場合 はアセチレンガスの使用をお勧めします。
機械的特性
硬度 | プリネル100 | 参考 ジュラルミンA2017 |
抗張力 | 47,000PSI(33kg/mm2) | 参考 ジュラルミンA2017(38kg/mm2) |
熱膨張率 | 15×10-6/℃ | |
比重 | 6.7 | |
融点 | 388〜390℃ |
デポジット化学成分
アルミ合金(アルミ、銅、亜鉛、その他)
適用箇所
*エアコン部品 *ラジエーター *トランスミッション *オートバイ部品 *配管接続*アルミボート *アルミ製スクリュー *エンジンブロックなどの部品*アルミはしご *アルミタンク *トラックやバンなどのアルミボディー *板金 *釣具のアルミ部品*航空機の部品(重要保安部品を除く)*自転車部品 *道路標識 など