A.塗装ブースをメンテナンスしないままで使い続けると塗装の品質が下がり、結果としてコストアップにつながります。コストアップは、塗装時間や乾燥時間が長引くことや、磨き時間の長時間化といった形で現れてきます。
ただし、フィルターだけ交換していても、排気ファンには年月と共に塗料ミストが付着します。そして、換気能力が下がることで塗面にゴミが付着することになります。また、6ヶ月ごとの環境測定で第二管理区分、第三管理区分となると、事業としての存続も危ぶまれます。
メンテナンス前の写真をご覧いただければ分かりますが、この状態では排気ファンは稼働していないのと同じ状態です。こちらを完全に除去するためには、専門の技術者が3人で丸一日かかります。ここまで汚れがつく前に、定期的なメンテナンスを行うことで、塗装品質を上げることやコストを削減することが可能です。当然、設備の寿命も伸ばせます。
現場で磨き時間が増えているなどの前兆があれば、今すぐ、設備機器のメンテナンスをご検討ください。
※メンテナンス前写真、 メンテナンス後写真1、2
A.2008年から販売している、国内で流通している中では最も出荷実績の多いUVパテです。ハロゲンやLEDなどの紫外線ランプを照射することで、非常に短時間で硬化、研磨することができるパテです。(当社規定のハロゲンランプで2デシを20秒程度、LEDランプで30秒から2分程度です。)
硬化剤と混ぜることがないため、パテ付けや、整形作業をゆっくりできます。そのため、サンディングの時間をほぼゼロにすることも可能です。また、硬化時に熱をかけずに済みますので、軽自動車のスライドドアなどでも安心して作業することができます。硬化後の痩せなども起きないため、2液型パテの弱点を補うことができるパテとお考えください。
他社のUVパテとの違いは、密着性が非常に高いこと、硬度と柔軟性が高いことが挙げられます。そのため、以前「パネルストロングⅡ」を塗布した箇所をぶつけてきても、パテが剥がれ落ちることはまず起きません。また、薄く伸びてしまったパネルのペコペコ状態を抑える効果もあります。